スーパーカブ110 JA44。

◆2020年11月19日に納車されたJA44スーパーカブ110。車庫の都合でR100RSとのバーター。上がりバイク(大)から上がりバイク(小)への物々交換。
◆エンジンはホンダらしく柔らかなあたりで実用本位。キタコのキャブトンマフラーに交換してみたが、下品なサウンドとスカスカのトルクに嫌気がさし、合鍵を買いに行った5km往復だけでノーマルに戻した。生活音になじむ「スーパーカブ・サウンド」を大事にしていこうと心に決めた。初回の燃費は60km/Lでほぼカタログ数値。慣らし運転軽視でスタートダッシュの連続(または間違えての4速発進)だったが、それでもカタログ数値の驚愕である。
◆ハンドリングは細いタイヤと低重心が故のひらひら感が楽しい。とは言え、市街地走行ばかりなので、その恩恵がほぼ得られない。ワインディングに行くにはその道程があまりに長く、夢の先のことである。
気が向いてバンクさせるとステップを擦ってしまうので、程々が重要だ。
◆ブレーキは前後ドラムでゆる~い効き。がっつしレバーを握ることができるバイクは今どきないかも?である。
◆ロータリーミッションは慣れが必要。慣れてくると、ギアペダルを踏みっぱなしでニュートラルとして、ブリッピングしてシフトダウンが決まるとそれが嬉しい。とは言え、長持ちしそうなギアチェンジを探りながら走らせている。
◆ハンドルのバーエンドがコストダウンされずにあるのは有り難い配慮。

★シートはキジマのダブルシートにしてクラブバーも取付けた。妻子のいずれかとタンデムしたいし、大型リアキャリアが必要な用途ではないので、スタイル重視で選択した。シートは純正よりも堅めで遠乗りには良いが、近距離の街乗りには優しくないかも。クラブバーがあるのでフックも掛けられるので、不便なし。
★サイドサポートは右側にしてヘンリービギンズは3つ目を買い求め、エマージェンシー品あれこれを収納。
★フロントバスケットとフロントキャリアはホンダ純正品。大きなかごがあるのは自転車ライクで便利。
★リアサスは武川製にチェンジ。コシが出て通常の速度域を超えても安定感抜群でプリロード標準だと一人乗りだと硬めで、タンデムだともう1段上げたい感じ。(まだよく分かっていない)
★ドラレコはデイトナ製のフロント/リアカメラ。WiFi接続でスマホで確認できるので、SDカードを抜いたりUSB接続が不要で使いやすい。
★USB電源はハリケーン製のミラークランクバー内蔵型。
★イグニッションは武川のハイパーに交換し、ドライブスプロケを武川の15Tに交換した。マイルドな立ち上がりは乗り心地が良くなった錯覚を覚える。
☆あれこれ取り付けてみたが、基本構造や作り込みに62年の歴史を感じる。「生活の中の実用」の熟成や結晶を感じずにはいられない。それは、「見映え」「柔らかさ」「生活音」「乗りやすさ」「いじりやすさ/作りやすさ」を通じて語り掛けられる。2020年のマイバイクは、SR、セロー、スーパーカブ。シングル3拍子は排気量差が小さいので使い分けが難しくなってきた。
