SR400 FI, 2019<歴史と進化が融合した小ぶりな生きるシーラカンス>


ミドルレンジのツーリング用途で増車。教習車以外では初めての400ccバイクである。
◆エンジン=粘り
電子制御の安全装置とキック始動に翻弄されることもあるが、掛かってしまえば止まる気がしない粘りはただただ乗りやすい。ワインディングで鈍(なまくら)していると、トルクフルがいつまでも粘るので、ギアが高いままで低速になっていて、ヒヤリとすることがある。
単気筒のパルス感は振動と音で十二分に伝わってくる。W650やツインエアで感じるパルス感からすると300%増しで、2気筒ではパルスを論じるのはナンセンスだと悟った。それらは既にマルチで、パルス感の追求は真似事だったと。
マフラーの音質はノーマルでも十分で、社外品にしたらご近所迷惑になりそうだし、街中では子供を驚かせてしまうだろう。冷間時は静かだが、暖気が進むと本領発揮しているような気がする。大型ECUでマッピングの幅が拡がったチューナーの妙だろうか。ただ、長くて太くて重いのが、機能と見栄えで難点か…

◆ボディ=コンパクト
ボディは小柄で低重心、細いタイヤでヒラヒラ走る。小回りもセルフステアが効きただただ乗りやすい。パワービーム(パフォーマンスダンパー )も出ているが、高速道でも剛性感の不足は感じなかったし、SRには付ける必要が無さそうである(セローでは高速道でのアバレがしなやかになりとても効果的だったが)。
1978年製のままに環境適応して生き残っている生きる小さなシーラカンスであり、そのせいで、ドデカい燃料ポンプが鎮座し、バッテリーは小型化して追いやられ、ECUも大型化し、サイドカバー内やシート下は満腹状態で、工具以外の収納スペースはない。書類もシート下にゴム止めだし。
板金部品や研磨部品が多用されている。故に磨きたくなるのはクラシックバイク所有者の性であろう。汚して乗りたくないバイクである。

◆走り=軽い
軽くて低いボディ、粘るエンジン、初期制動が弱くてゲインも低いが軽量には十分なブレーキ、細くて乗り心地がいいタイヤとリアサス、高くて近いハンドル。
歴史と進化が融合している。加速は400cc単気筒なりだが、トルク感が気持ちいい。制動はツーリングでは必要十分で、ハンドリングは軽くてリニアにバンクして乗りやすい。タイヤからの情報量が少なく不安も感じるが、まだまだ行ける度量がある。プリロードを上げたら、「普通」に乗れるようになった。
コンパクトボディなので、ハンドルとシートが近く、アップハンドルが使いやすい。セパハンが格好いいと見ていたが、バックステップにしたとしても、ポジション決まるか疑問である。
中低速専用バイクという位置づけで、高速は苦手。100km/h巡航もできるが、80km/hが妥当だろう。風を全て受けるバイクの原点がここにあり、風防は付けずに上がろうと思う。

◆ネガ要素
収納がなく、時計もなく、振動が強めで、制動感もグンニャリで、加速も強烈ではなく伸びない。タイヤはチューブタイヤだし、後続距離も250km手前でランプ点灯。しかし、それを全て受容できるコンセプトとパッケージがある。50代にはちょうど良いバイクだ。


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「主体性と社会性の42歳」
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