最後のフィルム。


今はもう手元にはない500C/Mの最後のフィルムを現像した。現像とデジタル化で3千円。今はフィルムも1本3千円だから6千円で12枚か…。
……
ヒト(ボク)は無から始まり、安全・安心、さらには便利や快適を求めてモノ・コトに対価を支払ってきた。それらを追い求めることに限りはなく、モノは増え続け、買い替えが進み、多くを消費してきた。そして、気づくと不要なモノが溢れて囲まれるに至った。そこには取得や所有の悦びもあったが、一方の虚無感も多分にあった。
老い先が見える中、断捨離を進める話をよく聞く。僕も微分係数が変わり、そのモードに変わり始めている。一方で、何かを遺したいという想いもあって、量よりも質を求めながら、創造できるモノや経験できるコトにリソースを割き気味になっている。

ハッセルブラッドを手放したことはそれに順行も逆行もすることだが、能力発揮できない力不足があるので正しい選択だったと考えている。
その代替となるレンズは当分は届きそうにないが、大切な人の姿を魂ごとを早く撮りたい。

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ucci

Author:ucci

50歳で脱サラして一人社長と
個人事業主の二足の草鞋。



「充実/創造と穏/健康な40歳」
「骨幹感覚&ダイナミズムの41歳」
「主体性と社会性の42歳」
「リーダシップ&被信頼感の43歳」
「成熟と自信の44歳」
「新しい門戸を拓く&
 期待に応える45歳」
「両立の46歳」
「何を為すか47歳」
「自制と自律の48歳」
「戦略的突破の49歳」
「道照らす50歳」
「新しい道標を創る51歳」
「打ち手を増やす52歳」
「しくみづくりの53歳」
「地盤固めの54歳」
 そして...
「ガンダーラを探す55歳」


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