果て。

リストラした親戚周りで随分ラクだが、一番の問題は親戚ではなく親族にありだな。
妻子という身寄りを失ったお方の家では頭が上がらなかった。隣家の親戚の世話になっているというが、ロウソクもマッチも、使えるライターもなく、線香に火をつけられなかった。コンロで付けようと思ったが電池切れで火花が飛ばず、ガス切れのライターの火花でコンロに火をつけ、線香に灯を点した。電池交換を声かけたがお断りだったので、単1電池とライターとマッチを買い、ドアノブにかけてきた。奥様にはお世話になっただけに、大変申し訳ない。
そして、およそ1年ぶりに記憶が飛ぶ。メモリーリークで現実と空想が入り乱れる。これは我が人生の大きなリスクだ。